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INTERVIEW

みなとみらいコミュニティ
インタビュー

みなとみらいコミュニティ インタビュー

Vol.5

デジタル格差をなくすために
「人にしかできない仕事」を極める

公開日:2025年11月14日

ピーシーデポスマートライフみなとみらいBASEでデジタルライフプランナーとして活躍する多田燿佑さん。デジタル化が進む社会で暮らしが停滞してしまうご家庭が出ないよう、さまざまな家庭に寄り添い続けながら「デジタル社会だからこそ “人同士の関係”が核にあるべき」と、進むべき未来を見つめます。

「デジタルライフプランナー」という意義深い仕事に出会う

多田燿佑さん

多田さんの入社のきっかけを教えてください。

2021年4月に新卒でピーシーデポコーポレーションに入社しました。コロナ禍の真っただ中で就活が大変なタイミングでした。合同説明会で当社のリクルーターと話す中で、さまざまなご家族の暮らしに伴走し、デジタルライフを共に創る「デジタルライフプランナー」という仕事があることを知り、新しい事にチャレンジすることに躊躇ない自分の個性を生かして働けるのではないかと感じて入社を決めました。
大学時代には学生自治会長として部員減のサークルの立て直しや予算管理などに取り組んでおり、課題に向き合い続ける仕事が性に合っているだろうなと思っていました。そもそもマニュアル通りの仕事が好きでなく、自分で考えながら仕事をつくりたいなとわがままなことを考えていましたから、ぴったりな仕事と出会えた!と思いましたね。
現在はここ、「スマートライフみなとみらいBASE」に所属し、デジタルライフプランナーとして会員のご家族の暮らしをデザインしています。

デジタルライフプランナーという職業について詳しく教えてください。

デジタル化する社会における格差をなくすことを目指し、「すべての家庭にデジタル担当を」というミッションを果たすためにつくられた職業です。そして、ピーシーデポコーポレーションが積み上げてきた歴史の先端にある職業とも言えます。1994年、弊社の代表野島はパソコンやインターネットの普及を見据えて、人々が機械を手に取る機会を増やしていこうと会社を立ち上げました。その後、売りっぱなしでなく、修理や技術的なサポートをする「パソコンクリニック」を始め、「月額会員制保守サービス」も導入しました。
そして2019年に生まれたのが、スマホやパソコンなど機械についてだけでなく、暮らし全体を担当させていただくデジタルライフプランナーです。今、映画や遊園地の入場券などがどんどん電子化し、レストランの支払いもQRコードになり、デジタルに苦手意識を持った方が生活しづらくなっていますよね。そうした方々の暮らしに伴走し、将来を共に描き、築いていくのが、我々の使命です。たとえば、万博に行きたいという方には、チケットの取り方、交通手段、現地での過ごし方、スマホ紛失時の対策まで幅広くサポートしていきます。

苦手意識を持った人も、自ら楽しく学べる場づくりを

多田さんの手掛けているお仕事の内容を教えていただけますか?

たとえば小学5年生の息子さんがいるご家庭だと、ギガスクール構想(※1)で学校の学習環境が変化しているけれど親世代はプログラミングやAIに詳しくなくて、自宅学習させる方法が分からないといった課題があるんですよね。そこで、ご家庭で使用しているパソコンを学習に取り入れる方法を考えたり、デジタルを使う際のお約束を親子で話し合ってもらう機会を設けたりしながら、いろいろな便利機能やデジタルデバイスを合わせて、さまざまな障壁を取り除いていきます。また、「デジタル安全生活クラブ」という安全講習も行っています。詐欺メールや偽サイトなどのいわゆる“変なメール”に対する、安全対策に手が回らない方々などに対して、対処療法的に助けるのではなく“ご自身がスキルを身につける”という学びの場ですね。
社長はよく「前もっての準備が大切」と話していて、それこそがデジタルライフプランの効力だと思っています。

※1 児童生徒1人1台の端末と高速大容量の通信ネットワークを学校に整備し、教育の質を向上させることを目指す文部科学省の取り組み。

デジタルの苦手な人を置いていかない、というのは優しい仕事ですね。

そうですね。デジタルネイティブの人たちなら直感で操作できることが、ある人たちにとっては「何が分からないか、分からない」くらい難しいのがデジタル格差です。アイコンの意味が分からず怖くて押せない、意図せずアプリを消してしまうなどトラウマになるような経験が重なると「俺はもう使わない」と頑なになりがちですが、寄り添う人がいてちょっとずつ学んでいければ新しい挑戦に手が届くのです。
今年9月には「SMART LIFE AO校」も開校しました。「学ぶ意欲を育む学校」として体験講座や授業を展開するほか、eスポーツや脳トレなどをともに楽しみながらスキルを身につけ、サークル活動を通じて会員のご家族や友人知人の方々とも広くつながりあうなど、地域に関係人口が増えることを目指しています。自分の生活や経験に紐づけて自らの意欲を引き出していく、大人の学習の拠点になるのではないかと思います。

今、力を入れていることは何でしょうか?

AIの勉強です。デジタル格差の次は、AI格差が社会課題になるんじゃないかと思っています。企業はAIを活用したサービスをどんどん進めているので、現役世代も職を失う可能性はあるでしょうね。自分も学び続けないといけないな、と。大人になった今の方が勉強していますね(笑)。

デジタルライフプランナーという「人にしかできない仕事」を極める

仕事以外の時間は、何をして過ごしていますか?

仕事帰りにはよく横浜駅付近の飲み屋さんに立ち寄ります。仲がいい職場なので、自分が新しくAIでつくったものを見せ合ったり、横浜ベイスターズの試合をスマホで見ながらみんなでおしゃべりしたり。すべての年代で集まってお酒を交わしながら話せる雰囲気です。
休みの日には、住んでいる町田から車で遠征して食べ歩きをするほか、AIやいろいろなサービスを使って仕事に使えるツールを自分でつくって楽しんでいます。「こんなのがあったら便利だな」とAIに話しかけながら具体的な指示を入れていくと、3-4時間でできてしまうという気軽さです。ワークライフバランスという言葉がありますけど、自分はワークライフハーモニーという考え方の方が好きです。生活の中に仕事があり、それらを調和させる働き方ですね。

横浜エリアについて感じていることを教えてください。

新しい文化をすんなり取り入れる面と、好きなことを探求し続けるような人々が集う面と、両方あるところが魅力ですね。この地域に拠点のある方々ともっと知り合いたいなあと思います。学生、外国人、新旧住民、お子さんたち、いろんな企業が混ざっている場所だからこそ、異業種交流がより活発になり、みんなの第二の家みたいになったらいいですよね。

最後に、仕事への思いを教えてください。

チャットボットやナビダイヤル、デジタル予約など無人対応に置き換わっている世の中ですが、“人同士の関係”こそが核にあるべきだと思います。実は、弊社のコールセンターは有人対応を徹底しているんですよ。AIの技術を使いながらも、接点になるところには人がいる、という姿勢です。デジタルライフプランナーとして、「いつもの顔」と「いつもの声」で一軒一軒のご家族から地域の方々の暮らしを豊かにしていく、「人にしかできない仕事」として極めていきたいと思っています。

私たちピーシーデポコーポレーションは、デジタルライフプランナーとして、会員様とそのご家族にデジタルを用いたスマートライフを提案しています。デジタルに関わることだけではなく、一人ひとりのライフスタイルに寄り添い、会員様とそのご家族の豊かな未来を地域と共に一緒に描き、実現していきます。